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2004年9月20日

平成16年度 第1回 東京都研究会(施設見学)[会員活動プロジェクト]

ご入居者様がくつろがれるラウンジとバーコーナーは、
ヨーロピアンテイストのインテリア。

 平成16年9月13日(月)~20日(月・祝)にかけて、今年度第1回目の東京都研究会を開催いたしました。今回は、東京都23区の会員施設様を対象とした相互施設見学を実施。期間中、5法人6施設 27名の皆様にご参加いただきました。

 

ナチュラルカラーの
タイルにメタリック素材の
エントランス。周囲の風景に
調和しながらも
都会的な美意識が
感じられます。

 私たち特定協事務局は、9月15日(水)、東電ライフサポート(株)からお越しいただいた3名の参加者様に同行し、(株)太平洋シルバーサービスの「シルバーシティ石神井」を訪問。昼食から施設見学、意見交換会までの様子を取材させていただきました。

 

 同施設は、平成4年に開設。総居室数は52室、現在55名のご入居者様がいらっしゃいます。ご入居者様の平均要介護度は3。自立から要介護度5まで幅広い方がいらっしゃいますが、スタッフの皆様は「『ついで』仕事はしない」を合言葉に、日々熱心に業務に取り組んでおられます。

 

住いの中からも
自然の安らぎを
…パティオ。

 施設見学は、バーコーナーでの昼食からスタートしました。この日の昼食は「チキンの照り焼き」を主菜とした和食メニュー。味やボリュームもさることながら、盛り付けや器の選び方にもスタッフの方々の心配りが感じられ、また、私たちのテーブルをご担当いただいた山本様の丁寧なご対応に最後まで楽しい時間を過ごさせていただきました。

 

 その後、ヘルパー長の堀川様に館内をご案内いただくことに。キッチンを完備した多目的室は、あたたかみを感じさせるカントリー調のインテリア。居室はシングルルーム、ツインルームの2パターンを見学し、いずれもゆったりとした広さと洗練された雰囲気の室内が印象的でした。

 

 介護度による特別なフロア分けは行っていないものの、これまでトラブルはほとんど見られない、とのこと。むしろ介護度の重い方がケアを必要とした時に、お元気なご入居者様がスタッフを呼びに行かれるなど、ご入居者様同士が自然と助け合う空気ができている、とのことでした。

 

お互いの施設の状況など、
皆様熱心に意見交換
されていました。

 後半はギャラリーや陶芸室、図書室など、ご入居者様が暮らしを楽しむためのスペースを見学しました。ギャラリーで開催される月に1度のレセプションをはじめ、健康体操や書道教室など毎日日替わりでイベントが行われているとのことです。私たちが伺った日は、ちょうどラウンジでのカラオケが始まるところでした。

 

多彩なイベントが
ご入居者様の暮らしに
楽しみをプラスします。

 施設見学の後には、皆様のご協力により、意見交換会を実施。東電ライフサポート(株)からご出席いただいた3名様は、ターミナルケアやケアカンファレンス、スタッフの管理・育成、食事のメニューにいたるまで積極的にご質問をなさっていました。会の最後には園長の原澤様もお見えになり、「シルバーシティ石神井」が最も大切にしているポイントとして「ご入居者様はもちろん、ご家族とも密にコミュニケーションを取って行くこと。ご入居者様がわが家としてお寛ぎいただけるよう、精一杯支えさせていただく、という気持ち。」の2点を締めの言葉として挙げていただきました。

 

館内をご案内いただいた
ヘルパー長の堀川様。
お忙しい中、
ありがとうございました。

 「シルバーシティ石神井」の皆様、当日ご参加いただいた東電ライフサポート(株)の皆様、本当にありがとうございました。また、この度の第1回東京都研究会へご協力をいただいたすべての会員施設様、ご担当者様にも、この場をお借りし、厚く御礼申し上げます。

 

 特定協事務局では引き続き、会員事業者様を主体とした各種活動、会員事業者様間の交流をサポートして参ります。日頃の疑問や問題点を他施設と共有し、一緒に解決していきませんか?事務局では、講演会や交流会の企画も広く募集しております。ぜひ、お気軽に事務局までお声がけください。

 

期間中のアンケートから