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2013年3月21日

第1回特定施設事例研究発表全国大会を3月21日に開催しました。

 2013年3月21日(木)に「第1回特定施設事例研究発表全国大会」を全電通労働会館ホール(東京都千代田区)において開催いたしました。当日は、19事例の発表が行われ、特定協会員をはじめ約450人(114法人)の方にご参加いただきました。

会場の様子

開会挨拶:市原代表理事

来賓挨拶:原老健局長

 

 特定協代表理事市原より「今回発表される事例を、ぜひ自らのホームでの援助にフィードバックさせてほしい」と開会の挨拶があり、続いて、厚生労働省老健局局長原勝則様より「地域包括ケアシステムを構築する上で「住まい」の一翼を担う特定施設へと寄せられる期待は大きい。特定施設には終の棲家としての役割を期待している」との来賓の挨拶をいただきました。

 

 研究発表では、3つのテーマにごとにそれぞれ「認知症ケア」6事例、「ケアマネジメント」7事例、「看取り介護」6事例、計19事例の発表が行われました。1事例12分の持ち時間での発表の後、テーマごとに設けられた質疑では、会場より熱心な質問・意見が寄せられていました。部門ごとの発表後にはそれぞれ順に、東京都健康長寿医療センター研究所伊東美緒先生、一般社団法人日本介護支援専門員協会副会長助川未枝保様、特定協理事吉松泰子より講評が行われたほか、参加者全員に参加賞が贈られました。また、優秀発表として、認知症ケア部門では、神鋼ケアライフ株式会社ドマーニ神戸「アクティビティ効果の検証~認知症レベルごとで、アクティビティを実施して~」、ケアマネジメント部門では、株式会社ベネッセスタイルケアメディカルホームグラニー辻堂「食事摂取の取り組み」、看取り介護部門では、財団法人シニアライフ振興財団トレクォーレ横浜若葉台「安心して終末期を送れる「終の棲家」を目指して~看取りチームを立ち上げての取り組み~」がそれぞれ優秀賞を受賞されました。特定協事務局からも、「特定施設入居者の服薬内容の検証に関するモデル事業」と題した研究発表を行いました。

「認知症ケア」

「ケアマネジメント」

「看取り介護」

 

 特定協としては初の全国事例研究発表大会となりましたが、皆さまからいただいたアンケート結果では90%の方々に「とても満足」「満足」とご回答いただくことができました。個別には、「テーマが大きく3つに分かれていたので解り易かった」、「身近なテーマだったので自分たちの現状に置き換えて考えられた」、さらに「継続的に開催していっていただきたい」、「事例研究発表大会の地方大会もぜひ実施してほしい」といった今後についての期待を込めた感想もいただきました。

 

 最後になりますが、今回ご発表いただいた会員事業者様、また、会場へと足をお運びくださいました会員の皆さま、本当にありがとうございました。特定協事務局では、皆さまのお声を参考に今後も会員事業者様のご要望にお応えできるような企画をご提案していきたいと考えております。ご意見・ご要望等ございましたら、特定協事務局までご連絡・ご相談いただけますと幸いです。