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2015年5月20日

第3回 特定施設事例研究発表全国大会を開催しました。

 平成27年5月20日に「第3回特定施設事例研究発表全国大会」を日本消防会館(ニッショーホール:東京都港区)において開催致しました。昨年より発表事例の募集を始め、応募された55事例から厳選し、当日は14事例の口頭発表が行われました。お天気にも恵まれ、特定協会員を中心に約460名の方にご参加頂きました。また、今年は希望事業所のみではありますが、25事例の抄録掲載紙面発表もさせて頂きました。

 まず、特定協国政副代表理事より開会の挨拶があり、事例研究発へ移らせていただきました。

 午前の部は、「ケアマネジメント」3事例、「看取り介護」3事例の発表が行われ、午後からは、厚生労働省老健局局長三浦公嗣様より来賓の挨拶を頂き、その後「認知症ケア」4事例、「アクティビティ」4事例、計14事例の発表が行われました。それぞれの発表について1事例約13分の持ち時間で発表し、質疑・講評の時間では、拝聴者より様々な質問、意見が寄せられ、皆様の熱心さが伝わってきました。また、部門ごとに、講師の先生から講評を頂きました。「ケアマネジメント」部門は、一般社団法人日本介護支援専門員協会 助川未枝保氏、「看取り介護」部門は、株式会社誠心代表取締役 吉松泰子氏(特定協理事)、「認知症ケア」部門は、東京都健康長寿医療センター研究所 伊東美緒氏、「アクティビティ」部門は、助川氏、吉松理事、伊東氏より一つ一つの事例について丁寧な講評を頂戴いたしました。

 全部門の発表、質疑及び講評が終了したのちに表彰式が行われ、口頭発表者全員に参加賞が授与され、その後部門ごとに優秀賞の発表があり、賞状とトロフィーが授与されました。優秀賞受賞者は以下の事業者様です。

ケアマネジメント部門受賞者

看取り介護部門受賞者

認知症ケア部門受賞者

アクティビティ部門受賞者

 

【ケアマネジメント部門】

東京海上日動サミュエル株式会社 ヒルデモアたまプラーザ・ビレッジ|||

『安全な入浴方法の提案 ~BBS・入浴ヒアリングシートを使用した取り組み~』

 

【看取り介護部門】

社会福祉法人緑山会 特定施設 悠久の里

『「ここがええ」という思いを受け止めて ~看取りケアの実践を通し、私達が学んだ事~』

 

【認知症ケア部門】

積和サポートシステム株式会社 Sアミーユ狛江/Sアミーユ三鷹新川/積和担当本部

『失語症の方とのコミュニケーションの実践』

 

【アクティビティ部門】

株式会社ホームケアサービス山口 のんびり村 通津

『スリープマネージメントを取り入れて』

 

 最後に毎年恒例の発表者全員での記念撮影を行い、特定協市原代表理事の挨拶により、第3回特定施設事例研究発表全国大会を閉会致しました。

発表者記念撮影

 

 開催後にいただいたアンケート結果では、皆様他事業所の色々な取り組みを目の当たりにし、「自事業所でも取り入れていこう」「モチベーションの向上につながった」「困難事例の対処方法のヒントを見つけた」等、概ね好評とのご意見を頂きましたが、その一方運営面で、休憩時間の配分や、表彰方法、アンケート用紙配布方法等改善をしなければならない貴重なご意見も頂き、次回以降につなげていければと思っております。まだまだ第3回が終了したばかりですが、10年、20年と続けていき、皆様と一緒に特定施設事例研究発表全国大会の歴史を作っていけたら幸いでございます。

 今回ご発表をいただきました事業者様、エントリーをして頂いた事業者様、会場へと足をお運びくださった皆様、ご後援、ご協賛を頂いた法人様、本当に有り難うございました。