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ホーム 活動報告 平成15年度 第3回 横浜市研究会[会員活動プロジェクト]

2004年4月16日

平成15年度 第3回 横浜市研究会[会員活動プロジェクト]

介護教育現場の第一線で活躍されている遠藤氏。
以前は看護婦をされていたそうです。

 平成16年4月16日(金)、横浜ランドマークタワー内にあるフォーラム横浜において、「第3回横浜市研究会」が行われました。横浜市研究会は、特定協における会員活動プロジェクトの一環として1年前から活動を始めたものです。横浜市において事業を行っている会員事業者が、交流・連携を通して自主的に研鑚活動を興していけるよう、特定協がサポートしているもので、介護保険制度導入後施設数が飛躍的に伸びている横浜市を最初の活動地域として位置付けて、講演会や施設見学会等を開催してきました。

 

横浜市「みなとみ
らい」のシンボル、
ランドマークタワー
にて開催。

 今回は、会員事業者からのご提案により、田園調布学園大学人間福祉学部の遠藤信子助教授をお招きし「次世代を担う介護スタッフの養成~理想と現実の狭間にあるもの~」と題して下記4テーマを中心に講演をしていただきました。当日は加盟10法人36名の方が参加され、日頃接することの少ない介護教育者のお話しに耳を傾けていました。

 

講演の主なテーマ

  1. 現在の介護教育の実際
  2. 介護スタッフを志す最近の学生の特性と介護のとらえ方
  3. 介護教育の現場から介護の現場に望むこと
  4. チームケアの重要性と今後の課題

 

学生たちはどのような
きっかけで「介護」を
志したのでしょうか。

 1. 、2. のテーマに関しては、4月に新入社員を迎えたばかりの事業者の方々にとってタイムリーな内容だっただけに、皆さん一様に興味深く聞かれている様子でした。事務局でも「介護の仕事を志してくる学生達は、人と接する素地が当然のようにできているもの」と考えていましたが、現実的には必ずしもそうではないことなど、現代の若者の実態や職業観を垣間見る場面もありました。

 

 3. のテーマの中で遠藤先生は、「職制に縛られず、自由にディスカッションが出来る環境作り」を強く望んでおられました。新しく現場に入る若者にとって、自分の意見や考えを言葉にできる場がことのほか大きな意味を持つこと、その分事業者には、不安と希望を抱いて現場に飛び込んでくる若者を受け止めるだけの余裕が求められていることなど、教育現場からのニーズが明らかになりました。

 

有能な人材確保・
人材教育にお役立て
いただければ幸いです。

 4. のテーマに関しては、長年看護職員として勤務されていた遠藤先生のご経験に基づき、「元ナース」のお立場からお話しいただきました。介護とは、「介護、看護、機能訓練と介護計画作成が連携してはじめて一人の入居者に対する介護が実践されていくものであり、そのどれが欠けても満足してもらえるサービスは提供できない」という遠藤先生の言葉に参加者一同、介護サービスの基本を再確認し、講演は終了となりました。

 

 講演後の質疑応答では、参加者より「現在の教育では、『介護の施設=特養、老健』といった偏ったイメージが学生に浸透してしまう可能性がある。学生に対する『特定施設』の位置づけ等のガイダンスをお願いしたい」との声もあがっていました。

 

 横浜市研究会は、これからも会員事業者の積極的な提案により、様々な研鑚活動を続けていきます。横浜市内の事業者の皆様で、「このようなことをやってみてはどうか」「こんな先生を知っている」といった提案がありましたら、事務局までご連絡ください。また、「横浜のように、うちの地域でも研究会活動を興してみたい」という方も、事務局がバックアップしますので、お気軽にご相談ください。