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2008年2月29日

平成19年度 会員活動ブロック別報告[九州ブロック]

 2 月29日(金)に九州ブロックの会員活動を開催し、18施設31名の方が参加されました。今回は、「施設における身体拘束と虐待防止を中心としたケアマネジメントのあり方」をテーマに株式会社アーバン・マトリックス評価事業部代表 今村廣子氏による講演会を実施しています。

 

 冒頭、当協議会の天谷理事((株)サンヴィラ代表取締役社長)により、当協議会の活動内容をはじめ介護業界を取り巻く現況についての説明と「本日の講演会のテーマについても重要課題として認識し、見識を深めていきましょう」との挨拶がありました。

 

 講演会は約2時間、平成19年12月に厚生労働省が発表した『平成18年度 高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況に関する調査結果』を参照しながら、高齢者の虐待について現状説明がありました。

 

 そして、北九州市が作成した手引きをもとに、国内の市町村で起った虐待の実例や海外の対策事例等を随所に付け加えて、「虐待は身体的なものだけはなく、心理的、経済的なもの、また介護・世話の放棄等も対象になることをあらためて認識してください」とお話くださいました。

 

 さらに、「介護に関する基本的な考え方は、各専門スタッフが職種の垣根を越えて、如何に対等な立場で情報交換を行い、介護対象者の気持ちを反映した支援ができるかを真剣に検討することにあります。これがケアマネジメントの基本です」と話を結ばれました。

 

 その後、質疑応答の時間を多めに設定した結果、日頃現場スタッフが悩んでいる様々な質問が出され、その質問ひとつひとつに対して、講師の今村氏は非常に丁寧に対応されました。

 

 参加者からは、現場に即した内容と和やかな雰囲気で大変良い講演会だったとの評価をいただき、講演会は終了しました。

 

 今後は、このような講演会だけでなく、施設相互の情報交換会もあわせて企画していこうと思いますので、是非ご参加ください。

 

 なお、今回の講演会開催にあたり、ご協力をいただきました九州ブロック幹事の皆様に厚く御礼申し上げます。

〔 福田(株)サンヴィラ 〕

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