ホーム 活動報告 第2回特定施設ケアハウス研究会を1月16日に開催しました

2015年1月16日

第2回特定施設ケアハウス研究会を1月16日に開催しました

 平成27年1月16日に東京都港区のベルサール芝公園にて「第2回特定施設ケアハウス研究会」を開催致しました。全国より22法人27名の方に出席頂きました。ケアハウスでも、特定施設入居者生活介護の指定を受けた事業所は1/4程度の約500施設に過ぎず、各都道府県ごとでみれば「特定施設ケアハウス」はわずかであることから、全国の同じ類型の事業所が集まる本会は、貴重な機会になると考えております。

 

 第1部では、特定施設ケアハウスを運営している沼田裕子特定協理事(社会福祉法人フェニックス ケアハウスかんべ村)、藤井陽子特定協理事(社会福祉法人豊寿会 ケアハウスあかりさき)から、「特定施設ケアハウスの運営の課題等」のテーマでそれぞれ事例発表いたしました。参加された方々は、それぞれの特定施設ケアハウスの特色や課題等の発表を興味深く聞かれていました。

藤井陽子理事

沼田裕子理事

 引き続き第2部では、「情報交換会」として4グループに分かれて、特定施設ケアハウスの運営方法や課題等の議論をいたしました。その後のグループ発表では、介護報酬改定後の運営、人材育成・確保、稼働率アップの工夫、行政の実地指導内容、医療連携等の発表がありました。中でも同じケアハウスでありながら、地域によって行政の解釈が異なっていることに驚くような場面もありました。

 

情報交換会の様子

 最後に第3部の特別講演「社会福祉法人改革の中での特定施設ケアハウスのあり方」では、独立行政法人国立病院機構企画役(前厚生労働省大臣官房審議官社会福祉法人改革担当)古都賢一氏が、社会福祉法人の果たすべき役割についてわかりやすく、かつ、情熱的にお話しいただきました。ケアハウスを運営している社会福祉法人事業者は、ケアハウスが今後どのような方向性を持って事業運営すれば良いのか戸惑っていたところでしたが、この講演により、解決の糸口が見つかったのではないでしょうか。

 

古都賢一氏

 研究会後に会場を移動して行われた懇親会では、多方面からお集まりいただいた参加者の皆様と、今後の特定施設ケアハウス運営へ向けての思いを語り合い、親睦を深めました。

 

 最後になりますが、今回ご発表いただいた事業者様をはじめ、ご参加いただいた特定施設ケアハウス事業者の方々、本当にありがとうございました。特定協では、孤立 しがちな特定施設ケアハウスの良きパートナーとしての存在意義を確立し、皆様のご 要望にお応えできるようにしていきたいと考えております。今後も特定協にご協力の 程、よろしくお願いいたします。