寒さが一段と身に染みる中、12月16日に平成27年度特定施設専門研修（郡山会場）を、ソニー生命保険株式会社郡山支社様の御好意により、ビッグアイ19階研修室をお借りし、開催しました。今回の研修には、14法人（会員11法人、一般3法人）、24名（会員17名、一般7名）の方にご参加いただきました。
下山先生の講義の様子
吉松先生の講義の様子
第1部では、同朋大学社会福祉学部社会福祉学科准教授の下山久之先生が、｢認知症ケア～認知症ケアから介護の専門性について考える～｣をテーマに研修を行いました。
受講生からは、「利用者が適切に細かく訴えることが出来ないからこそ、私たちの見る力や察する力が大切だということを感じた」、「自分では気づけない利用者の心のデリケートな部分に気付かされた」といった感想が寄せられました。
また、「現場で認知症の方々への対応について、悩んでいた」など、日常的に悩んでいる事柄についての解決策になったという感想が寄せられました。
第2部では、株式会社誠心代表取締役／特定協理事の吉松泰子先生が、｢看取り介護～特定施設における看取りの基本～｣を テーマに研修を行いました。
受講生からは、「見取りを通して、“生きる”ことを教えて頂いた。人として、人を愛していきたいと思った」、「施設の看護師・介護職員共々、見取りを難しく考えすぎているのではないかと思った」といった感想が寄せられました。
また、「吉松先生の介護に向かう姿勢に強く感動した」など、施設は家であり、家族とスタッフが一緒に看取れる様子がとても素晴らしいという感想も寄せられました。
今回の研修会終了後には参加された介護付きホームの施設長様より「参加前には不安を漏らしていた職員が、研修後には目をキラキラさせて、とても勉強になった、参加してよかったと報告をしてくれました！」と感謝のお手紙をいただきました。
今後も特定施設専門研修に参加される多くの皆様にご満足していただけるように企画、運営に努めて参りたいと思います。