メニュー

ホーム 活動報告 平成16年度 第1回 横浜市研究会

2004年12月15日

平成16年度 第1回 横浜市研究会

日頃の業務における問題や疑問について、
他事業者同士で積極的な意見交換が
繰り広げられました。

 去る12月15日(水)、福祉保健研修交流センター「ウィリング横浜」(横浜市港南区)において「第1回横浜市研究会」が行われました。今回は、事前に「横浜幹事」からご意見をいただき、それをもとにテーマを選定、グループディスカッション方式で行いました。当日は出席者数8法人10施設より15名の方が参加されました。皆様時間いっぱいまで、また休憩時間も惜しんで活発に意見交換されていました。

 

 今回は下記5つのテーマをあらかじめ設定し、1テーブル4~6名程のグループで、意見交換をしていただきました。

 

第1回 横浜市研究会 ディスカッションテーマ

  1. 医療行為について
  2. 介護記録について(記載方法、ケアプランの作成等)
  3. 生活相談員の業務内容
  4. ターミナルケアについて
  5. 行政、労働基準監督署からの指導内容
  6. 身体拘束に対する取組み、対応方法について

*希望者少数の為、テーマ1は事前に、テーマ2は当日急遽中止

 

 約2時間のディスカッション後に、各グループの代表の方よりディスカッションされた内容について発表があり、参加されたみなさんで情報の共有化をしていただきました。各グループでのディスカッション内容(テーマ 3~6)について、一部をご紹介いたします。

 

1. テーマ3「生活相談員の業務内容」:Bグループ

I 各施設により、生活相談員の業務内容が異なる。

1) 福祉用具、装具、車椅子等の購入、修理

2) 要介護認定更新手続き

3) 入居時の「生活のしおり」の説明

4) 各種イベント(日帰りバス旅行等)の企画、サークル運営の手伝い、新聞作成

5) 入居者からの相談 等

II その他

1) 緊急連絡先と共に、面会を許可出来る方をあらかじめ登録していただく。他者の場合は、入居者の身元引受人等の許可を必要とする。

2) カウンセリングに関する有資格者を生活相談員として1施設1名配置。

会場風景。
特定協では恒例の
グループディスカッションです。

発表風景。
他グループで話合われた
内容も参考になります。

 

2. テーマ4「ターミナルケアについて」:Cグループ

1) 現状、病院で最後を迎えるよりも、施設で看取って欲しいというケースが増えている。今後も増えることを鑑み、介護職員に対する指導、心構え等の教育が必要になると思われる。

2) お亡くなりになったご入居者様の安置場所(霊安室)を設置している施設がある。送迎口については、表玄関としている施設、裏口としている施設の両方がある。

3) 「死亡確認書」について。訪問診療の体制のある施設は、その医師にお願いをする。

4) 「ターミナルケア」については、病院にしても、施設にしても、看取りは、家族や、お亡くなりになられた方にとって一番大切な人達が取り巻き、最後をお見送りする事が本来の姿ではないか。それらがスムーズに行えるような体制つくりが大切。

今回、初めて参加された方も
多く見受けられました。

約2時間のお話合いを
簡潔にまとめて
いただきました。

 

3. テーマ5「行政、労働基準監督署からの指導内容」:Dグループ

I 行政

1) 各種記録関係(業務日報、介護記録、サービス計画、家族対応、クレーム処理等)の整理が大切である。

2) 立入り前の準備段階で、書類はわかりやすいように整理する。

3) 立入りは施設のラウンドから入るので、そこで好印象を与える。
例)共用トイレに石鹸等、余分なものを置かない(ご入居者の誤飲を防ぐ)

4) 指針が指導である。施設側の人間が、県の指針を理解する事が肝要。

II 労働基準監督署

1) タイムカード、出勤簿の確認、照らし合せがある。とにかくサービス残業をなくす事。

2) 夜勤帯、休憩がしっかりとられているか。

3) 労働基準監督署の立入りは、大抵内部告発によるもの。そうならないような体制を施設で整える事が大切である。(日頃の人間関係、コミュニケーション等)スタッフの意見を聞き、安心出来る職場環境を整える。

各施設での取組み、
対応方法がよくわかりました。

長時間に渡り、
皆様おつかれさまでした。

 

4. テーマ6「身体拘束に対する取組み、対応方法について」:Eグループ

1) 「身体拘束ゼロ」を目標としているが、困難な場合が多い。ただし、身体拘束廃止への取り組みにより、入居者個人個人へのきめ細かな対応が必要となり、それが自然と介護サービスの質の向上に繋がっている。

2) ご家族の問題として、転倒事故の発生により、拘束を望む例もある。臥床時の4点柵を拘束と捉えない例もある。

3) 本人の問題として、拘束と感じるレベルが個々で異なる。ご本人から安全のための拘束を望まれる場合もある。

4) 職員の問題として、拘束に対する個々の理解度の違いがある。ベテラン職員の方が、理念から学んで業界にくる若い職員より意識が希薄と感じられる事が多い。

5) 拘束の3要素(非代替性、一時性、切迫性)について、決定・経過等を記録に残す事が肝要。

6) 自分で外せる簡単なベルト等は、本当に拘束といえるのか。

7) リハビリをする事で機能が回復し、自分で動けるようになるとかえって危険性が増す場合もある。

 

講評を述べる沼田事務局長。

 最後に、特定協事務局長の沼田(所属:(株)ライフコミューン)より「本日のお話し合いで得られた情報等を是非施設に持ち帰り、今後に役立てていただけますよう」との言葉で締め括り、無事に会は終了しました。

 

 参加者のアンケートから、「他の事業者との交流により参考になる点が多かった」、「今後も同様の活動を実施して欲しい」といったご意見が数多く寄せられました。

 

 今後も、会員皆様からお寄せいただいたご意見を下に、本活動を活性化させて参りますので、引続きお力添えをお願いいたます。また企画立案、運営にご興味のある方は、お気軽に事務局までご連絡ください。お待ちしております。

 

 今回の「第1回横浜市研究会」の開催にあたり、多大なるご尽力をいただきました「横浜幹事」の皆様には、この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。ご協力いただきありがとうございました。