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2006年11月29日

平成18年度 会員活動ブロック別報告[近畿ブロック]

 11月29日、新大阪のメルパルクOSAKAに大阪、兵庫、京都、奈良の会員施設から51名にお集まりいただき、近畿地区会員活動を実施いたしました。

 

 介護職員、看護職員、管理者、生活相談員、ケアマネージャーなど幅広い職種の方々を対象に、1部はテーマ別情報交換会、2部は親睦会を行ないました。

 

 まず第1部のテーマ別情報交換会では、「アクティビティー・レクリエーション・地域の取組について」「ご利用者・ご家族の要望への取組」「特定施設での医療的行為について」という3つのテーマから1つを選んでいただき、4~6名のグループで話し合っていただきました。以下にその内容をご紹介します。

 

【アクティビティー・レクリエーション・地域交流の取組について】

このテーマについては、3つのグループが話し合い、どのようなアクティビティーを実施しているか、お互いに参考にされていました。


発表された具体的な実施内容


多くの施設で、ボランティアを活用しており、それにより幅広いアクティビティーが実施されているようです。しかし、ボランティアの独りよがりになってしまい、むしろご入居者様不快な思いをさせてしまうこともあるようで、ボランティアに接遇の研修を行なっているというお話もありました。

 

【ご利用者・ご家族の要望への取組について】

3グループがこのテーマについて情報交換されました。
同じテーマでも下記のように、職種により注目するポイントの違いが色濃くでており、とても興味深い結果となりました。

介護職が多いグループ

>⇒買いものや旅行に連れて行って欲しいといった要望に対して、もみじを見に行ったり、散歩を兼ねて外出援助を行ったりというような、サービスに関する要望への対応について

ケアマネージャーが多いグループ

⇒ご本人と家族との要望の食い違いに対してどのように説明をしているかについて

管理者・生活相談員が多いグループ

⇒要望を書面に残し、サービス向上に活かしたいがなかなか徹底できないなど、要望をどのように管理するかについて

 

【特定施設での医療的行為について】

最も多い4つのグループができ、医療的行為への関心の高さと悩みの多さを物語っていました。入居前の問題としては医療的テーマの多い利用者をどこまで受け入れるか、入居してからの問題としては胃ろう・点滴・吸引・注射などへの対応をどのような体制で行なうのか、また質の高い医療機関をどのように探すかなど、時間内に語り尽くせないというような状況でした。

 

 親睦会には、25名が参加され、立食スタイルで自由で気楽に、お互いに実施しているサービスを話し合っておられました。施設見学の約束を取り付けている参加者もおられ、これを機会に会員同士の交流が盛んになっていけばと思っています。

 

 近畿地区の幹事の間では、可能であればもう少し間隔を短く、継続的に活動していければという話も出ています。多くの皆様がご協力、ご参加くだされば実現につなげていけるかと思います。ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。