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2012年8月10日

特定施設専門研修(大阪会場)を8月10日に開催いたしました。

 平成24年度の特定施設専門研修第3回目を8月10日(金)に大阪のチサンホテルで開催いたしました。当日は、49施設115名(会員39法人100名、一般10法人15名)もの多数の方に参加いただき、会場はほぼ満室にとなりました。

 

認知症ケア 講師:神谷明美様

 認知症ケアは、講師に博愛ナーシングヴィラの神谷様をお迎えし、「認知症の方への関わり~本人の声から学ぶ~」を主題として、日々認知症の方と接する経験をもとに、また、認知症の本人の思いに寄り添うという点から、オーストラリアのクリスティーン・ブライデン氏の公演のビデオを交えつつ、認知症本人の方が抱く不安、恐れを理解し、敬意と尊厳をもって接することの大切さを公演していただきました。

 

 看取り介護は、当法人理事でもあります(株)誠心の吉松泰子様を講師にお迎えし、「特定施設における看取り介護」を主題として、研修を実施しました。運営されている特定施設における多くの看取り経験から、スタッフと家族との信頼関係の重要性、説明と自己決定、介護に携わる人間の人生観などについて、実体験を交えながら、気持ちのこもった公演となりました。

看取り介護 講師:吉松 泰子

 昨年に引き続き『認知症及び看取り介護』に関する研修会でしたが、特定施設において看取り介護加算が創設されたこともあり、以前にも増してみなさん興味深く聞き入っておられました。どちらの研修もアンケート結果として、90パーセントを超える方々に”とても満足””満足”との高い評価を頂きました。具体的には、認知症ケアでは、「経験と事例にもとづいた、とてもわかりやすい内容」、「認知症本人の声がとても参考になった」、また、看取り介護においても、「大切にすべき考え方、対応の基礎が学べた」、「これまで感じていた疑問や不安が和らいだ」などの意見を多数いただきました。

 

情報交換会の様子

 その後、グループに分かれて今回の講演テーマに沿って、活発な情報交換が行われました。施設が違えど同様の悩みや問題が多く、各施設や各職種での対応事例や考え方などが情報交換されたようです。アンケート内容でも、「時間が足りなかった」という意見が多く、施設同士の横のつながり、情報交換が求められていると感じられました。