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2013年9月13日

平成25年度 特定施設専門研修(札幌会場)を9月13日(金)に開催しました。

 平成25年度特定施設専門研修(札幌研修)を、秋晴れの9月13日(金)に札幌市北農健保会館にて開催しました。

 研修会場には、21法人(会員14法人、一般7法人)、40名(会員26名、一般14名)の方が集まりました。                            

研修会の様子

 第一部では、特定協の事務局員でもある吉村仁志先生を講師に「特定施設における看取り介護について」をテーマに研修を行いました。吉村先生は冒頭、介護職として自己開示と自己覚知の必要性について触れ、「私たちの仕事は、人間関係がすべて。人間関係を築くためには“笑顔”と“挨拶”が基本である。」と講義されました。また、ご自身の経験のいくつかを披露されながら「死は怖いものではない。特にお年寄りの死は、とても穏やかです。」と説明されました。特定協理事である吉松泰子先生のお考えを披露されながら「見取りに取り組むことは、特定協としての使命だと思います。」とも語られました。受講生参加型の研修で、受講生からは「講師の話す事例に説得力があった。」と満足の声が聞かれました。

 第二部では、NPO法人「認知症の人とみんなのサポートセンター」の代表である沖田裕子先生が「認知症ケア~本人を中心にケアを考える~」をテーマに研修を行いました。ご本人の意思確認に努めている現場は多いが、得てして意思の確認は、支援者側の都合によるところが大きいのではないかと指摘され、「もともと、誰もが介護はされたくない(人の手は煩わせたくない)と思っている。ちょっと手伝ってもらったけれど、自分でできた!とご本人が認識できるようなケアが求められている。ご本人に失敗させないような配慮が必要です。」と講義されました。「どうしてこういう行動になるのかを考える習慣をつけることが、すべてに共通するポイントです。」との紹介もありました。受講後のアンケートでは「講義も参考になったが、グループワークでの情報交換も非常に良かった。」との声が寄せられました。

 特定協は今後も皆様にとってより良い活動となるように、様々な活動に取り組んでいきますので、ご支援・ご協力をお願いします。