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2013年8月27日

平成25年度「特定施設看護師キャリア研修会(東京会場)~暮らしを支える看護とは~」を開催しました。

 平成25年8月27日、看護師の方を対象とした「特定施設看護師キャリア研修会(東京会場)~暮らしを支える看護とは~」を開催いたしました。

 この研修は昨年度初回開催し引続きの開催要望を多く頂いた研修会で、今年度は公益社団法人日本看護協会のご後援を頂き、東京会場は51法人85名が参加し盛況のうちに終了、大阪会場は10月13日開催を予定しています。

 今回の東京会場での研修会は、看護師として臨床の場で経験を積み、現在はそれぞれのステージで活躍している3名の先生に、午前2つの講演と午後1つの講演・グループディスカッションを行いました。


伊東先生


吉松先生


齋藤先生

 

 東京都健康長寿医療センター研究員の伊東美緒先生による「介護施設で働く看護師の力と他職種との連携のコツ」では、3K(厳しい、怖い、気が強い)看護師になっていませんか?という問いかけから始まり、病院とは違う介護施設の看護のあり方を先生自身の経験を通した説得力のあるお話しを頂きました。
 次に、株式会社誠心代表取締役社長の吉松泰子先生による「暮らしの看護」では、老人ホームで行われる暮らしの看護こそが『ナイチンゲールの看護論』の実践の場、先生自らが入居者様と一緒に過ごすシーンをご紹介頂きながら暮らしの看護の実践を熱く語って頂きました。

研修の様子

 午後から行われたグループディスカッションは「他職種との連携、暮らしの看護、看護ケアの視点」などをテーマに意見交換を行って頂きました。「テーマに沿って意見交換する、他の特定施設での看護業務を知る」という貴重な機会として、各グループとも活発な意見交換が行われました。

 研修会最後の講演は公益社団法人日本看護協会常任理事の齋藤訓子先生による「特定施設に求められる看護ケアの視点」では、超高齢化社会を迎える日本の現状と特定施設の看護師に求められる役割がさらに重要になることをお話し頂き、日本看護協会として介護の現場で働く看護師のための取組みなど心強いお話を頂きました。

 

 最後に特定協市原代表理事より「特定施設では今後看取りの機会が増え看護師の皆様の役割は益々重要になる。本日の研修で得たものをそれぞれホームに持ち帰り生かしてほしい。」と閉会の挨拶を致しました。
 実施後のアンケートでは、5段階評価で「5.とても満足」51%、「4.満足」40%と高評価を頂き、今後の開催の要望も多く頂きました。特定協は今後も皆様にとってより良い活動となるよう様々な活動に取り組んでまいりますので、ご支援・ご協力をお願い致します。