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2014年12月12日

特定施設専門研修(東京会場)を12月12日に東京・日本教育会館にて開催しました。

 平成26年度特定施設専門研修(東京会場)を12月12日に東京・日本教育会館にて開催しました。今回の研修には、70法人(会員55法人、一般15法人)、191名(会員162名、一般29名)の方が参加しました。

 

研修会の様子

 第1部では、株式会社誠心代表取締役社長の吉松泰子特定協理事が、「看取り介護~特定施設における看取りの基本~」をテーマに研修を行いました。

 受講生からは、「先生が実体験や現在施設での実際のやり方を交えて、看護師としても介護職としても、どちらからもの意見をわかりやすく話してくださったので、看取りに対しての固い思い込みがほどけ、怖さが減りました。また、看取りやその他の入居者様への対応も、改めて見直そうと思いました。」、「“看取り”ではなく“見取り”と捉えることで、ホームでの対応や目線など、自分自身が納得でき、それを他者に伝えることができると感じた(どう伝えれば良いか、戸惑うことが多かったので)。」といった感想が寄せられました。

 また「施設において、人の死を他入居者に伝えるべきなのか、今回自分の施設の中で曖昧だったため、勉強になった。入居している方との関わりをもう一度考えることのできる講義で、介護付有料老人ホームアクラス五条に負けない施設を作れるように、皆で取り組める役割として伝えていきたいと思う。」といった前向きな感想も寄せられました。

 

研修会の様子

 第2部では、東京都健康長寿医療センター研究所研究員の伊東美緒氏と同センター認知症看護認定看護師であり精神科病棟看護師長の木村陽子氏が、「認知症ケア~ユマニチュードを理解する~」をテーマに研修を行いました。

 冒頭にユマニチュードは“ケアする人とは何かという哲学に基づいた実践的なケアの方法論で、解りやすくて解かりづらいもの”だと講義がスタートし、ユマニチュードの基本哲学に基づいた4つの技術から動画をいくつか紹介されました。

 受講生からは、「先月からユマニチュードについて勉強し始めた中での研修でした。まだかじったばかりで、理解もまったくできていなかったが、少しユマニチュードとは何かわかったと思えた。」「事前にユマニチュードのDVD、本を読んでいたので良く理解できた。また、当たり前のことを行う難しさを感じた。」「“当たり前のこと”と簡単に受け止めるのでなく、実践し、相手に伝えることの難しさ、やり続けることの難しさを充分にわかりながらも、本気で取り入れれば必ず結果が伴うと感じた。」といった感想が寄せられました。

 

 特定施設専門研修は、2014年度内は、あと3会場(長崎、名古屋、香川)にて開催予定です。引き続き、みなさまのご参加をお待ちしています。