ホーム 活動報告 平成26年度「特定施設看護師キャリア研修会 ~暮らしを支える看護とは~」を8月28日に開催しました。

2014年8月28日

平成26年度「特定施設看護師キャリア研修会 ~暮らしを支える看護とは~」を8月28日に開催しました。

研修会の様子

日本看護協会常任理事
斎藤訓子氏

株式会社誠心代表取締役
吉松泰子氏

株式会社想 統括施設長
吉村仁志氏

 平成26年8月28日に、看護師の方を対象とした「特定施設看護師キャリア研修会 ~暮らしを支える看護とは~」を名古屋にて開催いたしました。

 昨年度から引き続き公益社団法人日本看護協会のご後援を頂き、会場には33法人51名が参加し盛況のうちに終了しました。

 今回の研修会は、看護師や現場の責任者として、それぞれのステージで活躍されている3名の先生による3つの講演と参加者によるグループディスカッションを行いました。

 

 【第1部】「特定施設に求められる看護ケアの視点」(公益社団法人日本看護協会常任理事の齋藤訓子先生)では、超高齢化社会を迎える日本の現状と特定施設の看護師に求められる役割がさらに重要になることをお話し頂き、日本看護協会として介護の現場で働く看護師のための取組みなど心強いお話を頂きました。

 

 【第2部】「暮らしの看護」(株式会社誠心代表取締役社長の吉松泰子先生)では、老人ホームで行われる暮らしの看護こそが『ナイチンゲールの看護論』の実践の場、先生自らが入居者様と一緒に過ごすシーンをご紹介頂きながら暮らしの看護の実践を熱く語って頂きました。有料老人ホームでの「暮らしの看護」とは、暮らしを整える事が看護師の機能、病気を見るのではなく、ご入居者様の暮らしを全体的に見る事が大切だと話されました。

 

 【第3部】「介護施設で働く看護師の力と多職種連携のコツ」(株式会社想統括施設長の吉村仁志特定協事務局員)では、長年の介護現場での経験談を踏まえ、時には厳しく、時にはユーモラスにお話いただき、参加者の心を掴まれていました。 また、入居者中心のケアをするため、多職種の相互尊重、相互理解、相互補完、介護職・看護職・ケアマネ他とのチームワーク(4WD)が大切だとお話になりました。

 

 【第4部】「グループディスカッション」では、6人ほどのグループに分かれて頂き「多職種連携」「暮らしの看護」「特定施設に求められる看護ケアの視点」などのテーマでグループワークを行いました。自社のホームしか知らなかったが、他のホームの方々も同じ悩みがあることを知る良い機会となり、各グループとも活発な意見交換が行われました。

 

 研修終了後のアンケートでは、5段階評価で4.67ポイントと高評価を頂きました。また、ホームでのナース業務へのモチベーションに変化がありましたかの問いには99%の方が高まったと回答いただきました。

 特定協は今後も皆様にとってより良い活動となるよう様々な活動に取り組んでまいりますので、ご支援・ご協力をお願い致します。