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2014年7月30日

平成26年度特定施設ケアマネジメント研修(熊本会場)を、7月30日に開催しました。

研修会の様子

日本福祉大学 教授 
綿 祐二 先生

ケアマネジメント研修の様子

 平成26年度特定施設ケアマネジメント研修(熊本会場)を、7月30日に真夏の炎天下、熊本商工会議所で開催しました。

 今回の研修には28法人(会員14法人、一般14法人)、35名(会員15名、一般20名)に参加いただきました。

 講師は社会福祉法人睦月会理事長で日本福祉大学福祉経営学部医療・福祉マネジメント学科教授の綿祐二先生です。

 綿先生は「多忙な日常が繰り返される状況で、理論と実践のギャップについて本音で考えたい」と講義を開始しました。

 ケアマネジメントにおいては、生活の連続性と個別性を考えることが重要だとしながら「“その人らしさ”には、生活に関わる価値観が関わるが、この価値観は固定ではなく変わるものだし、また利用者の状態像は変化していくものである。数年先を見据えたときの“今”について考えることも必要。

 また、障害の状況や生活のしにくさは、一見したところ、みんな同じに見えて、ついつい、障害名や疾病区分でくくりがちだが、一人ひとり違う小さな差をどれだけ見抜けるかが求められている。」と講義されました。

 受講生から寄せられた「ついつい介護が作業になりがち。どのように指導したらよいか。」という質問や、様々な日常ケアの矛盾について、綿先生ご自身の実例や経験をふまえながら、指導の糸口や気づきを与えてくださいました。

 ケアマネジャーやケアスタッフが家族にとっての「重要なる他者」として、その専門性を発揮してほしいとのメッセージで締めくくられた研修会場は、5時間の研修をやり終えた達成感と熱い熱気で満たされていました。

 ケアマネジメント研修は、今年度全国3か所(熊本、神戸9月10日、東京11月19日)で開催されます。

 みなさまのご参加をお待ちしています。