平成27年度特定施設専門研修（新潟会場）を9月17日、秋風が心地良い季節の中、新潟駅前カルチャーセンターにて開催しました。今回の研修には、15法人（会員11法人、一般4法人）、29名（会員23名、一般6名）の方が集まりました。
第1部では、同朋大学社会福祉学部社会福祉学科准教授の下山久之先生が、｢認知症ケア～認知症ケアから介護の専門性について考える～｣をテーマに研修を行いました。
受講生からは、「強制と感じさせないケアの必要性を学び、どうすれば作業ではなくケアになるか、考えるポイントを得た」、「“入居者と職員”という観点でばかりで見ていたが、入居者同士の支え合いが大きな効果をもたらすということだったので、実践してみたい」といった感想が寄せられました。
また、「講師の先生の実例もあり、わかりやすく役立つ内容だった。自分の職場に置き換えて、すぐに実行していきたい」など、入居者との関わりを再度確認出来たという意見も寄せられました。
下山久之先生の講義の様子
第2部では、株式会社誠心代表取締役、特定協理事の吉松泰子先生が、｢看取り介護～特定施設における看取りの基本～｣をテーマに研修を行いました。受講生からは、「施設に持ち帰り、職員に伝えたいことがいっぱいある」、「“看取り”ではなく“見取り”として考えて良いと知り、考え方や見方が変わってきた」といった感想が寄せられました。
また、「改めて人生観・死生観を持ち、人生の大切な時を共に過ごすことに有り難さを感じた」など、看取りについての印象が変わったという感想も寄せられました。
吉松泰子先生の講義の様子
特定施設専門研修は、年度内あと６会場（鹿児島、神戸、郡山、広島、東京、名古屋）にて予定されています。みなさまの御参加をお待ちしております。